LTM1800 可動プロト1号機 使用キット:kibri #10912 この作品製作のきっかけも1枚の写真です。(STMというオランダの専門誌の表紙写真) 今まで最大吊り上げ荷重800トン〜1000トンというような大型クレーンを何台か作ってきましたが、構成違いや塗装違いというのではなく、国産プラモデル50周年の記念と展示作品として何か面白いことにトライしてみようということで思いついたのが「可動させること」です。 私が物心ついたころのプラモデル、特にSFモノ(サンダーバード)や車系ってゼンマイやモーターで走ったり動いたりするものが圧倒的に多かったのです。 そんな昔の模型たちの動く姿にわくわくしていた自分を思い出しつつ製作を開始しました。 「クレーンの模型で何を動かすか?」って考えた時、皆さんなら何でしょうか? フックの巻上げ? ブームの起伏? 旋回? ブームの伸縮? アウトリガーの張り出し? いろいろ考えられますが、やはりブームの伸縮がメカ的に面白いのではないでしょうか?外からではメカニズムが見えないだけに余計興味をそそられます。 実機では油圧シリンダーにシーブとワイヤーを組み合わせて同時に2本または3本のブームの伸縮ができるように構成されています。 小スケールの模型では油圧シリンダーというわけにはいかないのでネジを使っています。 当初、大した負荷は掛からないものとタカをくくっていましたが、これが大きな間違い。ブーム間の摩擦や回転中心のずれによる抵抗が意外に大きく、この解決に相当悩みました。 結果的に部品の削りこみや精度出し、自在継ぎ手で抵抗を減らし最後には強力なトルクを持つ小型コアレスモーターのお世話になって何とか、「ブームが伸縮」するようになりました。ブーム伸縮以外にもジブの起伏、ブームの起伏も可能です。 ブーム伸縮に関しては負荷が安定せず動きが安定しない等、未熟な結果となりましたが、模型製作の楽しみ方の一つの提案として、また次作以降で更なる工夫と改良をするためのベースとして出展させていただきます。 ご本人コメント |
砂利採取 使用キット (1/87) kibri #11254 KIEBHERR HS 883 HD 120t吊 ドラグライン kibri #15204 FAUN Radloder F1310 1.9m3 ホィールローダー kibri #14067 MERCEDES-BENZ 2628 AK(6×6) 10t ダンプトラック busch #43002 トヨタ ランドクルーザー 国連 (改) 国内ではドラグラインを使った砂利採取が行われている所も少数ではありますがまだ存在します。同じ様に海外でもこの情景の様に、川や池から砂利の原料となる土砂を採取して、工場にて洗浄、選別してから建設材料として出荷されます。 本来はもっと広く、機種のマッチングももう少し考慮して作業している物を、この中にぎゅうぎゅう詰めに製作したのでちょっとちぐはぐになりました。 使用しているシーナリー類は、既製品も使用していますが、砂利は数種類の現物を洗浄や乾燥させた後、「ふるい」でスケールに合う様に選別し使用しています。 原料名 石灰砕石、砕石 C25、山砂、 ご本人コメント |