Gottwald 新作、お待たせいたしました。
10ヶ月近くをかけてようやく完成です。
今までとは大きく趣向を変えて、クローラーモデル。



"Gottwald RG912"



公開です。

Gottwald RG912 の全貌です。
このRG912、実機残存数が少ないのか、資料が非常に乏しいです。
製作そのものより、資料集めに苦労しました。
クローラー外側にアウトリガが張り出すなど非常にユニークな形体です。
下部の走行体は PC/CC 4200 の CC に非常によく似た形、組立方をしています。
 




モデルのクローラーはホワイトメタル製。
1個1個バリを削り形を整えるのは、
気の遠くなる作業でした。
しかし、おかげでとてつもない重量となり、
私の所有するモデル中、最大の安定度を誇っております。
キャビンは幅広タイプ。
ハンドレールはキャビン周りを取り囲むタイプです。
実機に油圧シリンダーやモーターは見あたりませんから、コイツも手動開閉式でしょうか?

(追記)
内側にシリンダーありました。
キャビンの展開は油圧です。
このRG912の大きな特徴は、旋回体の下部にエンジンを備えていること。
旋回体や走行用油圧モーターへは、このエンジンで発生した油圧が供給されます。
エンジンの旋回体側にはオイルタンク、燃料タンクが装備されています。
よって旋回体には通常装備されている、油圧用のオイルタンク、燃料タンク、そしてエンジンがありません。
エンジン部分。
なんか埃っぽいですなぁ〜。
やっぱり黒は埃対策が大変です。
実機では天板がありますので、
雨の日でも大丈夫。
エンジンが見えてた方が格好良いので、天板作りましたが付けてません。
旋回体のフレーム構造も大きく違います。
通常の中空フレームではなく、1枚もの。
所々に補強のリブが入っています。
Aフレームも独特な形です。
丸くすることに何か意味があるのでしょうか?
旋回用のモーターは1基。
これは通常のものと変わりませんね。
走行用油圧モーターは前後に1基ずつ。
それぞれは3本の油圧配管で結ばれています。
最後は、メインブームのボトムブーム。
実機のボトムブームは、kibriキットのブーム形状と違うので、作り直しました。
初めてラチスブームを組んでみました。
なかなか満足な出来具合です。
強度も問題ないようです。
如何でしたでしょうか?
今回は、鋸の手放せない製作となりました。
そして、随所に初めての試みを取り入れてみました。
作る刺激はありましたが、細部の出来は・・・・。
いつもの焦り癖に負けてしまいました。
しかし、初めてのクローラーモデル、そしてGottwald。
P−KUNは大満足であります。

このページでは味気のないモデルのみの紹介となりましたが、
近々Part2 作業編、公開予定です。
お楽しみに。













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Mr. Paul & Mr. Jan


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