ひょんなことで手に入れたVollmerのタンク。
そのキットに刺激され、
ある夜、突然思い立って作ったのでした。
ダイオラマを作りたいという思いは以前よりありましたので、
小物類はちょこちょこと揃えておりました。
しかし、土台がない!
買いに行くにしてももう深夜。
今から思えば強引な方法ですが
余っていたプラ板に、ゴム系ボンド?!を塗りたくって製作したのでした。
下の板は、後日接着・・・・。
製作時間、なんと一晩・・・・。
高さ20cm弱の小さなタンクでしたが、
この時の私には、いろんな意味で非常に大きなタンクでした。
そして、ダイオラマを作るからには
どうしても木を生やしたかったのです。
そして明け方近くに完成。
まだ接着剤や塗料が乾ききらないダイオラマに
クレーンや人物を配して狂喜したのでした。
徹夜の眠気もどこかに吹っ飛んで・・・・。
明らかに無地背景とは訳が違い、
作業員の声やエンジン音が今にも聞こえそうな雰囲気に。
あの夜の興奮は今でも忘れられません。
どうしてもっと早くにこの世界に足を踏み入れなかったのだろうと後悔さえしました。
この程度のダイオラマの製作なら、kibriの小さな車両1台作るより
遙かに簡単で、気楽です。
今までダイオラマ製作は難しいものと勝手に決め込んで
挑戦せずにおりましたが、このダイオラマ製作が
P−KUNの意識を大きく前進させました。
このダイオラマはLTM1050の雪のシーン撮影後、廃棄しましたが
実に多くのことを学びました。
出来る出来ないは別にして、とりあえず挑戦してみる。
成功すればそれは大きな力となり、大きな楽しみを生み出します。
P−KUNのダイオラマ世界への足がかりとなった1作。
決して忘れることのない作品です。
I think there is no chanllenge I cannot successfuly solve.