続いて、Tnさんの作品。

強力吸引作業車

私が勤めている会社の製品を1/32スケールの模型にしました。
模型のキャビン部、シャーシ部以外は、すべてスクラッチ製作。

製作時間 各200時間以上 


機器紹介

シャーシ中心部に載せている真空ポンプにより、後部タンク内を高真空状態にして空気の流れを作り、固体から液体に至るまでタンク内に吸引回収します。
建設現場や鉄鋼所などで使用する大きな掃除機です。
吸引力は、バキュームカーの10倍以上のパワーです。


ご本人作品紹介文より





まず1台目。
もうね、ため息しか出ませんよ、コレ。




基本的にキャブとシャーシ以外はフルスクラッチ。
ということは、実機と同じってことです。
架装部分は、架装メーカーによるスクラッチ。。。

実機でスクラッチとは言わんかなぁ。




実機の可動部分は、すべて実機どおり可動。
またその動きが凄く滑らかなんですよねぇ。




一番目を曳くのが、この架装。
吸引車って世界、面白いです。




もうヨダレ垂らしながら、笑うしかありません。









2台目。
クレーン繋がり。。。
クライアントさんの要望で1台1台製作するため
いろんな架装があるそうです。




もちろんクレーン部分は伸びて縮んでくるくる回って・・・




一切手抜きなしっ!って感じです。




手に持ってぐるぐる舐め回すように見たかったですが、
なかなかそうもいかず。。。

私、このTnさんの吸引車群、見るのは初めてではないんですが、
見るたびに新しい発見が・・・




こういうの個人的に嬉しいですね。




さりげなく脇役も活躍。









3台目。
今回の静岡用に作られた作品。




これは、私はじめてですが、
なんかいろんなところがグレードアップしてるような・・・




いろんなところが動くんで、その中まで作りこまないとダメなんですが、
その作り込みが半端ではありません。




タンクアップシリンダーにはメッキな輝きが。




製作秘話は、聞いてたらひと晩じゃ足りないでしょう。




あ〜、やっぱりこの部分がたまんない!




コレで仕事のプレゼンしたら、インパクト大だろうなぁ〜。




ん〜、ガスケット入ってます???




kibriレベルの細いシリンダーもスムーズに可動。
往きと戻りの油圧配管が憎らしい・・・(笑)




キャビンのドアの閉まる“カチッ”という音にまでこだわった力作。

鳥肌立ちました!



参りました!!!(笑)















同じくTnさんのジオラマ作品。


強力吸引作業車の製作工場(ジオラマ)

工場内で吸引車トラックを製造している情景です。
実際にこのような流れで一台、一台ハンドメイドで造りこ込んでいます。
お客様の要望通り製作するので一台と同じ製品がありません。

製作時間 120時間


ご本人作品紹介文より





吸引車製作風景のジオラマ、、、
こんなアプローチがあろうとは!




もうその場に居合わしてる気分です。




こういうのもありなんだなぁ、と
kibriでなんか出来んかと思案してしまいます。(笑)。




作品の吸引車はこうやって一台一台作られてますよ、って見本のジオラマですね。
これはナイスな展示だと思いました。














ATELIER357とTnさんとの接点は、
メンバー一人のひょんな繋がり。
まるで映画か小説の様なその繋がり方に驚いたものです。
私の近県の方でこれまたビックリ。
ここからまたありとあらゆる方向へ繋がりが拡がって・・・
人と人とのご縁って不思議なものですね。




今年見損ねた方は、また来年ぜひ。
コンテスト優勝レベルの作品、
模型に携わってるのなら、一度は見ておくべきでしょう。



見事にATELIER357に新しい風を吹き込んでくださいました。
来年が楽しみですねぇ〜♪



と、さりげなくプレッシャーを・・・・・







さらにページを分けてまいります。